2025.06.30

フェアウェイウッドの基本的な打ち方を解説!初心者や女性でも上手く打つコツも紹介

フェアウェイウッドとは、ドライバーとアイアンの中間的な存在のクラブです。

しかし、ゴルフ歴が浅い方の中には、苦手意識を持つ方も少なくありません。

フェアウェイウッドでの打ち方をマスターすれば、距離を稼げるようになり、スコアメイクにも役立ちます。

上級者レベルを目指すなら、使えるようになっておきたいクラブといえるでしょう。

この記事では、フェアウェイウッドの基本的な打ち方と正しく打つためのコツを解説します。

フェアウェイウッドの特徴や役割

ここでは、フェアウェイウッドの特徴や難しいと言われる理由、役割などを解説します。

  • フェアウェイウッドの特徴
  • フェアウェイウッドが難しいと言われる理由
  • フェアウェイウッドの役割

苦手意識を克服するためにも、特徴と役割をしっかりと押さえておきましょう。

フェアウェイウッドの特徴

フェアウェイウッドは飛距離を出しやすく、ロングショットに最適なクラブです。

正しい打ち方を習得すれば、スコアメイクにおいて非常に強い武器となります。

一方で、芝の上から直接ボールを打つ必要があるため、初心者にとっては扱いが難しいクラブともいえるでしょう。

なお、フェアウェイウッドのヘッドは、ドライバーよりややコンパクトな形をしています。

また、3W・5W・7Wなどと番手ごとに種類があり、番手が上がるほどロフト角は増し、クラブの長さは短くなるという特徴があります。

フェアウェイウッドが難しいと言われる理由

フェアウェイウッドはシャフトが長く、スイング軌道がアイアンよりも「フラット(横振り)」になりやすい構造です。

インパクトではクラブヘッドが地面すれすれの低い位置を長く通過します。

この特性により、軌道が少しでもズレると芯でとらえるのが難しく、ダフリやトップといったミスが出やすいため、フェアウェイウッドは難しいクラブとされています。

ボールを「横から払い打つような感覚」をつかむまでには、ある程度の練習量が必要です。

フェアウェイウッドの役割

フェアウェイウッドは、ティーショットの代用やロングホールの2打目など、飛距離を稼ぎたい場面に活躍します。

ただし、ラフやバンカー・傾斜など、ボールが置かれている状態(ライ)が悪い場合には使用を控えるのが賢明です。

芝が長い場所ではインパクト前にクラブのヘッドが芝に当たり、抵抗によってヘッドスピードが落ちやすいため、飛距離や方向が安定しません。

また、シャフトが長いことから傾斜地ではバランスをとりにくく、スイング中に体勢を崩しやすくなります。

結果として、ミスショットにつながるリスクが高まるため、使用する場面はしっかり見極める必要があります。

フェアウェイウッドの打ち方の基本

フェアウェイウッドを安定して打つためには、クラブの特性を理解したうえで正しいフォームを身につけることが大切です。

ここでは、フェアウェイウッドの基本的な打ち方について、以下4つの項目に分けて解説します。

  • ボールの位置
  • スタンスの幅
  • 体重のかけ方
  • スイング

基本を理解して、実践練習に取り入れてみましょう。

ボールの位置

基本的にボールの位置は、体の中心よりやや左側(ドライバーとアイアンの間くらい)にセットしましょう。

体の中心よりも少し左側に置くことで、クラブの設計とスイング軌道が合いやすく、クリーンヒットの確率が高まります。

しかし、ボールを左に置きすぎるとクラブフェースが開きやすくなり、アウトサイドインの軌道になってスライスを引き起こす可能性があるため注意が必要です。

適切な位置にボールを置くことが、安定したフェアウェイウッドのショットにつながります。

スタンスの幅

スタンスの幅は、基本的に肩幅程度を目安に、アイアンよりもやや広めに構えるのが理想的とされています。

スタンスを広めにとることで、スイング中の体重移動がスムーズになり、バランスの取れたショットがしやすくなるためです。

一方で、スタンスが狭すぎると下半身が不安定になります。

広すぎても狭すぎても、スイング全体のバランスを崩して方向性が安定しない原因にもなるため、アイアンよりもやや広めを意識して自分に合うスタンス幅を見つけましょう。

体重のかけ方

フェアウェイウッドのアドレス時には、体重を両足に均等にかけることが一般的です。

ドライバーと同じように右足に体重を乗せた構えにすると、スイングが下から上へと振り上げるアッパー軌道になりやすくなるためです。

左右のバランスを整えることでスイング軌道が安定し、クラブフェースが正確にボールをとらえやすくなります。

スイング中には、無理のない体重移動を意識することで、ボールにしっかりと力が伝わり、飛距離アップにつながります。

ただし、体が左右に大きく流れてしまうとミスの原因にもなるため、軸を安定させながら自然な体重移動を心がけましょう。

スイング

フェアウェイウッドでは、インパクトでボールをクリーンにとらえることが重要です。

そのためには力まず、リズムよくスイングすることが求められます。

とくに、上半身に力が入りすぎるとスイング軌道が乱れやすくなるため注意が必要です。

また、傾斜といったライが悪い状況では、クラブを短めに持つことでスイングの安定感が増します。

フェアウェイウッドは長さがあるため、短く持っても飛距離が極端に落ちることはありません。

フェアウェイウッドの上達には、実践を踏まえた練習が不可欠です。

インドアゴルフの『SMART GOLF』では、傾斜など実践を想定した練習を行えるため、この機会にぜひ体験をしてみてください。

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フェアウェイウッドの打ち方でよくある4つのミス

フェアウェイウッドは飛距離を稼げる反面、スイングや構え方を誤るとミスが出やすいクラブでもあります。

ここでは、フェアウェイウッドの打ち方でよくある4つのミスを解説します。

  • ボールの頭を叩く
  • 地面を叩いてしまう
  • 右に曲がる
  • 左に曲がる

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.ボールの頭を叩く

フェアウェイウッドのミスで多いのが、ボールの頭を叩いてしまう「トップ」のミスです。

ティーアップなしでフェアウェイから打つ場合、「地面に当てたくない」という心理が働くケースがあります。

インパクトのときに体が起き上がってしまうと、ヘッドがボールの上を通ってトップのミスが起こるのです。

フェアウェイウッドはドライバーの次にシャフトが長く、スイング軌道のブレに敏感であるため、わずかな体の伸びや起き上がりでも打点がズレやすく、トップが出やすくなります。

ミスを防ぐためには、払い打ちを意識しながら、ボールの中央に向かってクラブを入れることがポイントです。

無理にすくい上げようとせず、スムーズなスイングを心がけましょう。

2.地面を叩いてしまう

フェアウェイウッドの打ち方でありがちなミスのひとつが、クラブで地面を強く叩いてしまう「ダフリ」です。

ダフリは、クラブを上から叩きつけるようなスイングや、ボールに向かって体が突っ込んでいることが主な原因です。

とくに飛ばそうとする意識が強すぎると、体が前に出てスイング軌道が乱れがちになります。

対策としてはボールの位置を正しくセットし、力まずリズムよくスイングすることです。

自然な流れでクラブを振ることで、地面を叩かずにクリーンなインパクトがしやすくなります。

3.右に曲がる

フェアウェイウッドの打ち方で右に大きく曲がるミス、いわゆる「スライス」もよくある悩みのひとつです。

主な原因には、以下が挙げられます。

  • ダウンスイングの際にアウトサイドインの軌道で振っている
  • インパクト時にフェースが開いている

フェアウェイウッドは、クラブヘッドが地面と平行に近い軌道でボールをとらえる「レベルブロー」が理想です。

ソールを芝の上で滑らせるような感覚でスイングすると、まっすぐなショットが打ちやすくなります。

感覚がつかみにくい場合は、ドライバーに近いスイングをイメージすると、自然な打ち方が身につきやすくなるでしょう。

4.左に曲がる

一方で、フェアウェイウッドで左に曲がるミス「引っかけ」もよく見られる現象です。

主な原因には、以下が挙げられます。

  • 払い打ちを意識しすぎた煽り打ちになっている
  • スライスを嫌がってフェースを閉じすぎて、引っ掛けてしまう

どちらもスイング軌道やフェースコントロールが不安定になることで起こりやすく、フェアウェイウッドは難しいクラブといえるでしょう。

力まず、スイング全体のバランスを整えることが、ミスを減らすポイントです。

フェアウェイウッドで正しく打つためのコツ5つ【初心者・女性も要チェック】

フェアウェイウッドで正しく打つためには、以下5つのコツを押さえましょう。

  • ボールをやや左寄りに調整する
  • グリップはリラックスして握る
  • 打ち込むよりも払い打ちのイメージで
  • 芝の上をヘッドが滑るように打つ
  • 当てにいかずスムーズに振り抜く

それぞれ詳しく解説します。

1.ボールをやや左寄りに調整する

フェアウェイウッドを正しく打つためには、ボールの位置を体の中心よりやや左足寄りにセットするのが基本です。

この位置に置くことで、クラブヘッドがもっとも低い地点を通過したときにボールをとらえることができ、自然なスイングがしやすくなります。

スイング軌道が安定することで、ダフリやトップといったミスを防ぎやすくなり、飛距離や方向性の向上にもつながります。

初心者や女性ゴルファーにとっても取り組みやすい基本的なコツなので、練習の際にはボールの位置を意識してみましょう。

2.グリップはリラックスして握る

フェアウェイウッドを正しく打つためには、グリップをリラックスして握ることが大切です。

強く握りすぎると腕や肩に余計な力が入り、体の動きが硬くなってしまいます。

その結果、スイングの軌道が乱れたり、インパクトが安定しなかったりとミスショットの原因につながります。

グリップは手のひら全体で強く握るのではなく、指先を使って軽く包み込むように持つのがポイントです。

とくに、左手の中指・薬指・小指の3本でやや意識的に握り、親指と人差し指には力を入れすぎないようにしましょう。

そうすることで手首の柔軟性が保たれ、スムーズなスイングを目指せます。

3.打ち込むよりも払い打ちのイメージで

フェアウェイウッドを上手く打つには、打ち込むのではなく、横から払うようなスイングを意識しましょう。

フェアウェイウッドはシャフトが長めでヘッドも大きいため、アイアンのように上から鋭角に打ち込むと、スイングが不安定になりやすくなります。

縦の動きではなく、地面と平行に近い軌道でスイングする「払い打ち」のイメージを持つことがポイントです。

その結果、クラブフェースがボールにしっかり当たりやすくなり、安定した飛距離につながります。

ポイントを押さえて、まずはスイングの軌道を意識して練習してみましょう。

4.芝の上をヘッドが滑るように打つ

フェアウェイウッドを安定して打つには、芝の上をクラブヘッドが滑るように振る意識が大切です。

ボールを無理に上げようとすると、スイングが崩れて地面を叩いたりトップしてしまったりする原因になります。

ヘッドを芝の上でスッと滑らせるイメージでスイングすることで、クラブがボールをスムーズにとらえ、安定した飛距離と精度が得られます。

クラブのヘッドを滑らせるように振るためにも、ボールを上にあげようとしない意識で打ちましょう。

5.当てにいかずスムーズに振り抜く

フェアウェイウッドで飛距離を出すためには、当てにいくのではなく、クラブをスムーズに振り抜くイメージを持ちましょう。

インパクトで止めるような動きになると、ボールに十分な力が伝わらず、距離が伸びにくくなります。

最後まで振り抜くことで、クラブのエネルギーが効率よくボールに伝わり、安定したショットにつながります。

フェアウェイウッドは正しい軌道で振れば十分な飛距離が出るクラブであるため、力任せに振る必要はありません。

無理に力を入れず、リズムよくスイングすることを心がけましょう。

フェアウェイウッドの打ち方が上達する練習方法

フェアウェイウッドの打ち方を上達させるには、正しい練習方法を身につけることが大切です。

ここでは、フェアウェイウッドの打ち方が上達する練習方法を4つ解説します。

  • ティーアップしてミート率を上げる
  • ハーフスイングを練習する
  • シミュレーターを使って練習する
  • プロのコーチによるレッスンを受ける

それぞれの方法で、上達を目指しましょう。

ティーアップしてミート率を上げる

フェアウェイウッドのミート率を上げるには、まずティーアップした状態で練習するのがおすすめです。

地面に直接置くよりもボールの位置が安定し、クラブフェースで正確にとらえやすくなるため、初心者でも感覚をつかみやすくなります。

最初はティーの高さを15mm〜20mmほどにして、しっかりと当たる感覚を身につけましょう。

慣れてきたら、5mm程度を目安に調整して練習するのがおすすめです。

ハーフスイングを練習する

フェアウェイウッドの安定したショットを習得するには、ハーフスイングから練習を始めるのが効果的です。

ハーフスイングは動きがコンパクトな分、インパクト時のフェースの向きやボールへの当たり方を確認しやすく、フォームの土台作りに最適です。

とくにフェアウェイウッドはクラブが長いため、ラウンド中もフルスイングで力を入れすぎる必要はありません。

ハーフショットの延長線上のような感覚で、スムーズに振り抜きましょう。

シミュレーターを使って練習する

フェアウェイウッドの打ち方を効率よく上達させたいなら、シミュレーターを活用した練習もおすすめです。

シミュレーターのある練習場では、スイングや打球の軌道、飛距離などのデータを把握できるため、自分の課題が明確になります。

なお、インドアゴルフの『SMART GOLF』では精密な打球データの診断機能により、改善に向けた練習方法も提供しています。

傾斜マットを組み合わせて実際のコースに近いシチュエーションでの練習もできるため、さまざまなライや傾斜からのショットの体験が可能です。

プロのコーチによるレッスンを受ける

フェアウェイウッドの打ち方を効率よく身につけたいなら、プロのコーチによるレッスンを受けるのも効果的です。

自分では気づきにくいフォームの癖やスイングの改善点を的確に指摘してもらえるため、独学よりも短期間での上達が期待できます。

SMART GOLFでは、オリジナルの打球診断機能を搭載した高性能シミュレーターで、スロー動画やスイング軌道の角度などを精密に分析することが可能です。

そのデータをもとに、一人ひとりに合ったレッスンも受けられます。

さらに、専属コーチによるクラブごとのレッスン動画も視聴できるため、レッスンを受けていない時間にもゴルフ技術向上を実感できるのがおすすめポイントです。

手ぶらでの来店も可能なため、興味がある方は以下から詳細をお確かめください。

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フェアウェイウッドの打ち方を習得してスコアを伸ばそう

フェアウェイウッドの打ち方を習得すれば、スコアメイクにおいて大きな武器になります。

打つ際はボールの位置を体の中心よりやや左寄りにセットし、上から打ち込むのではなく、横振りで払うようなスイングを意識するのがポイントです。

なかなか上手く打てない場合や効率的に練習したい方には、『SMART GOLF』のシミュレーターを使った練習やプロの指導を受けることもおすすめです。

データにもとづいた分析と、その人に合ったレッスンによって、独学よりも着実に上達を目指せるでしょう。

詳細を知りたい方は無料体験も実施していますので、この機会にぜひ以下からお問い合わせください。

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